ルミロックでアザミが登場するのは2回目です。
浴衣のアザミは血糊のような図案で作りましたが、こちらの帯は一見可愛らしく、
葉っぱは古代の生物のような氷割れになっていて、レトロな雰囲気を出しています。

アザミは、歌舞伎の演目でいうと「小袖曽我薊色縫」（こそでそがあざみのいろぬい）、いわゆる「十六夜清心」。
主役のお坊さんが遊女十六夜におぼれて悪になり、また心を入れ替える話です。
アザミのイメージはパワフルで悪。
また別の話では、勇壮な平景清もアザミキャラ。頼りになったり悪だったり。
そんな力を秘めた花です。

博多織でしなやかなで軽く使いやすい名古屋帯になりました。
全通で太鼓裏まで豪華に花が続いています。
カジュアルに、そして華やかに。

※手先を40cmほど折って仕立ててあります。（松葉仕立て）
胴部分はお好みの幅に折って締められます。

お太鼓部分は二重になっており、締め上がりのお太鼓姿が美しく決まります。

着用シーン：カジュアル（小紋、紬、綿着物）

着用時期：真夏以外

【長さ】約375cm
【幅】　約31cm
【生地】絹100％